海外に移住すると、お子さまの言葉の発達に嬉しい発見がある一方、「母国語をどう維持していくか」という課題に直面するご家庭は少なくありません。現地の言葉が中心の生活では、子どもの母国語の語彙が増えにくくなったり、話すことをためらったりすることも。母国語は、子どものアイデンティティや思考力を育む大切な土台です。そこで今回は、移住先での母国語教育を楽しくサポートしてくれる、おすすめの多言語学習アプリを5つ厳選してご紹介します。親子のコミュニケーションを深めながら、言葉の力を育んでいきましょう。
「Dinolingo」
子どもを学習に夢中にさせるなら、ゲーム要素が強いアプリが効果的です。「Dinolingo」は、恐竜のキャラクターと一緒に45以上の言語をゲーム感覚で学べる人気のアプリ。子どもが飽きない工夫が満載で、遊びながら自然と新しい言葉に触れられます。
「Gus on the Go」
可愛らしいキャラクターと旅をしながら物語に沿って単語を学んでいくスタイル。物語の文脈で言葉を覚えられるため記憶に残りやすく、「お勉強」という感覚なく続けられるのが利点です。
「Rosetta Stone」
没入型学習で本質を掴むならコレ。翻訳を介さず、映像や音から直接言語を学ぶ「没入型(イマージョン)」の学習法を取り入れたいなら、世界的に有名な「Rosetta Stone」がおすすめです。赤ちゃんが言葉を覚える過程のように、その言語の世界に浸りながら直感的にルールを学んでいきます
「Lingokids」
歌やアクティビティを通して学ぶ「プレイラーニング」を提唱しており、質の高いコンテンツで英語圏の子どもたちに大人気です。遊びの中に学習が溶け込んでいるため、子どもの自主性を引き出してくれます。
「VisualCard」
絵と音、文字で直感的に学べるシンプルなフラッシュカードアプリ「VisualCard」。このアプリの最大の特徴は、最大3言語を同時に表示できること。例えば、日本語を母国語とするお子さまが英語圏に住んでいる場合、「りんご」の絵と共に日本語、英語、さらに他の言語(例:中国語)を一度に見て聞くことができます。これにより、母国語と現地の言葉がバラバラの知識ではなく、つながりのあるものとして自然に吸収できます。親子でクイズをしながら、楽しく語彙を増やせるのも魅力です。
まとめ
今回は、移住先での母国語教育に役立つ5つのアプリをご紹介しました。それぞれに特徴があり、お子さまの性格や興味に合わせて選ぶことが大切です。何よりも重要なのは、親子で楽しみながら継続すること。
母国語と現地の言葉を同時に学べる「VisualCard」のようなアプリは、二つの言語を繋ぐ架け橋となり、お子さまの世界を豊かに広げてくれるはずです。ぜひ、これらのツールを活用して、ご家庭での言語教育を実りあるものにしてください。
VisualCard Android App
VisualCard Web App